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    May 03

    チャイコフスキーの哀愁

    ゴールデン・ウィークいかがお過ごしですか? 私は、2日の月曜日は、出勤でした。。。

     

    今まで、チャイコフスキーについてあまり触れていませんでした。 でも、日曜日のNHK芸術劇場で、ベルリン・フィルの"チャイコ"を聴いて、何となくチャイコについて語ってみたくなりました。 

     

    チャイコフスキーは、生涯6曲の交響曲を書いています。 (標題交響曲<マンフレッド>を交響曲数えると7曲ということになりますが。) 私自身は、第1番<冬の日の幻想>と三大交響曲と呼ばれる第4、5、6番は演奏したことがありますが、第2番<小ロシア>と第3番<ポーランド>は、演奏会で取り上げられることも少なく、正直馴染みが薄いです。

     

    作風は、特徴である美しい旋律を中心に、ロマン派の血を引いていますが、以外と古典的様式をかたくなに守っています。 チャイコフスキーは同性愛者であったとも言われており、本当の死因は、諸説で言われているコレラではなく、秘密法廷で、同性愛の訴えから毒死とされたとの説もあります。

     

    どんな人生背景があろうが、私は、チャイコフスキーの後期交響曲が好きです。 自分で演奏するなら、第5番かな。 正直第4番の第1楽章の3拍子は、いつも途中で頭がこんがらかります。 第6番<悲愴>は、第2楽章に美しいメロディーがチェロにあるんですが、シ音の高音域へのグリッサンドのジャンプが個人的に苦手。。。

     

    私とチャイコの最初の出会いは、TVのネスカフェ・ゴールドブレンドのCMで、"違いのわかる男"、指揮者の岩城宏之さんが、交響曲第6番<悲愴>の第1楽章の展開部直前(160小節前後)を振っているシーン。 この後、CMで有名な、「ダバダー、ダバダー、ダーッ」って唄が流れるやつ。

     

    あっ、そうそう、第4番の第3楽章の弦楽器のピチカートによる旋律は、「亀田のあられ、おせんべい♪」というCMにそっくり。 それから、第5番の第1楽章の提示部は、水戸黄門の「人生楽ありゃ、苦もあるさぁ♪」の主題歌を、そのままメロディー・ラインとして乗っけて伴奏に使えます。 事実、これは学生時代、九州芸術工科大学のオケの定期演奏会で、終演後、舞台の上でチェロとコントラバス・パートだけで演奏してバカうけしました。 

     

    さて、チャイコフスキーの後期交響曲のオススメCD。。。 3曲まとめてなら、なんといっても、ムラビンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー交響楽団の1960年の録音でしょう。(ドイツグラモフォン・レーベル) 今でも鮮明で、洗練されたスラブ的な情感も漂わせ、曲と一体になったような演奏です。

     

    今人気の指揮者、ゲルギエフのチャイ4(チャイコフスキーの第4番のこと)も、ウィーン・フィルがめちゃウマイですが、個人的に好きなのが、小澤征爾のチャイコフスキー。 

     

    オザワ&パリ管弦楽団のチャイ4(第4番)は、70年代の若いオザワの馬力とキレのよさが自慢。(東芝EMI: TOCE55541) 若いオザワが、ジーンズ姿で、パリ管を前にして堂々と指揮している姿のジャケットが印象的です。 価格も1,050円とお得デス。 それから、第6番<悲愴>は、サイトウ・キネン・オケや小兵ボストン響との録音もありますが、こちらもパリ管との1974年の録音が絶対オススメ。(ユニバーサルミュージック: UCCP7012) 私は、LPでしか持っていないので、6月に1,000円で再発売されるのが楽しみです。 この頃のオザワは、迷いなく、音楽に正面から全身でぶつかっていました。 同様に、チャイ5(第5番)も、ボストン響との録音より、当然若さみなぎるオザワのシカゴ響との旧録音を押したいですね。

     

    Comments (6)

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    Picture of Anonymous
    Cello-hiki wrote:
    ワオゥ・・・・ たくさんコメントをいだきました。やはりチャイコの人気は高いですね。多分、日本のプロ&アマの両方で最も多く演奏される交響曲のひとつでしょう。 チャイコの5番、日本でも名演多いですね。 ストコフスキーノこれ以上ないという独特の歌い回しに勝るとも劣らないのが、、、

    堤俊作指揮札幌交響楽団のCD(もう廃盤かも。)
    小林研一郎指揮日本フィルハーモニー交響楽団のライブCD(このコンサートを生で聴いていました。)

    チャイ5と浪花節は合うみたいですよ。
     
    May 4
    Picture of Anonymous
    amabile_m wrote:
    「亀田のあられ、おせんべい♪」に水戸黄門の話
    笑ってしまいました(*^。^*)
    クラシックって時代を超えて愛されていて、いろんな音楽の原点だなぁって感じます・・♪
    May 4
    Picture of Anonymous
    ♪Y2P♪ wrote:
    やっぱりムラヴィンスキーのDG盤ははずせないですよね!
    1993年に大阪で聴いた、チェリビダッケの悲愴は泣きました・・・。
    それも第3楽章で・・・。例の「コンパでビールを飲も~~う!」の主題で涙が止まりませんでした。
    あとは、ストコフスキー指揮日フィルの第4交響曲もすばらしいですね。これ以上やる所がないほど、コネくりまわしているところがクセになります!!
    May 4
    Picture of Anonymous
    B wrote:
    私の中での名演は5番交響曲、学生時代のこと。
    確か若杉弘の指揮。

    非常な熱演で飛び込んだ4楽章。最後の弦のユニ
    ゾンにTpのオブリガートが絡む部分。彼はうなだれ、
    突然右手を止めてしまいます。

    「なにごとだ?」周りの観客の息を呑む音
    走る緊張感。

    演奏は続きます。

    右手を譜面台に突いた彼は少しずつ左手を上げていき
    ます。更に盛り上がる緊張感。

    そして、左手の握りこぶしがが天をついたとき、やおら右手
    の指揮が始まりそのまま怒涛のフィナーレ-へ。うぶだった
    私は最高に興奮。
    もちろん終わった瞬間スタンディングオベイション&ブラボー

    あんな最後の最高の部分を奏者に任してしまう指揮
    者と演奏者の関係って凄いと思いました。また「振らな
    いで盛り上げる」という技があるって言うのも初めて知り
    ました。ライブ音楽って奥が深いです。

    意図的か、自然になったのかは定かではありませんが
    音楽の流れとしては、

    「今日は最高、もうここは好きに演ってくれ!任せた」

    って感じだったような気がします。

    今でも克明に思い出すシーンですが、情けないことに
    どこのオケだったか記憶が定かではありません(笑)
    May 3
    Picture of Anonymous
    Cello-hiki wrote:
    T-T.Nさん、おはようございます。そういえば、エア・チェックってもう何年もしてませんね。と言うより、FMそのものを、車の中か出張で宿泊したホテル以外で聴いてないです。。。

    ゴールドブレンドと言えば、我々アマ・オケにとって懐かしいのは、ネッスル社の協賛で開催されていたゴールドブレンド・コンサートですね。もともと、我が九大OBの指揮者石丸寛先生が、全国のアマ・オケを指導してはじまった企業メセナでした。ずいぶん、利用させていただきました。
    May 3
    Picture of Anonymous
    T-T.N wrote:
    おはやうございます。
    若きオザワとパリ管の「悲愴」が6月再発売(安い!)ですね。
    チェック完了です。(^^)

    「悲愴」との出会ひが「違ひの分る男」だつたといふところや、亀田のあられ♪や黄門様のところ、楽しく読みました。
    私の場合は、出会ひはNHK-FMだつたやうに記憶してゐます。
    何の番組だつたかはもう忘れましたが、その前に、もうエアチェックなんて何年もしてゐない!
    音楽(情報)の取り込み方は、もう確実に変りました。
    月日の経つのは……。

    それでは、また。
    May 3

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