Yasufumi's profile平井康文の音楽ナンダカンダPhotosBlogListsMore ![]() | Help |
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平井康文の音楽ナンダカンダ・・・ 人生を豊かにする音楽、酒、旅の数々を徒然なるままに ・・・ 25 November 創立100周年記念九大フィル第183回定期演奏会我が母校、そして私の音楽の原点である九大フィルハーモニーオーケストラの創立100周年記念定期コンサートの日を迎えた。OBのひとりとしてこの演奏会の舞台に立てることは本当に光栄だ。会場となったアクロス福岡シンフォニーホールの入り口には私が現役の頃と同じ様に手作り看板が立っていた。
今回のプログラムは、廣瀬量平「新大学祝典序曲」(荒谷俊治指揮)、リムスキー=コルサコフ交響組曲「シェヘラザード」(堤俊作指揮/ヴァイオリン独奏:篠崎史紀)、ドヴォルザーク交響曲第8番(荒谷俊治指揮)というこれまでの九大の歴史に関わりの深い作品が選ばれた。
「新大学祝典序曲」は九大医学部創立100周年記念委嘱作品、「シェヘラザード」は今から30年前に堤俊作さんの指揮で演奏した直後に堤先生がジュネーブ指揮者コンクールで指揮し最高位を受賞した作品。その当時の先輩達の録音CDを持っているが学生とは思えない名演だと信じている。その時のヴァイオリン独奏は前日一緒にカルテットを楽しんだ内海先輩だし、トランペットは九大教授で現音楽部長の松村先輩だし、卒業後プロ奏者になった現名古屋フィルの井上先輩がクラリネットで出演している。
また「シェヘラザード」のコンマスとしてヴァイオリン独奏をした篠崎さんは、中学3年生の時に九大フィル定期演奏会でヴィユータンのヴァイオリン協奏曲を荒谷先生の指揮で演奏している。偶然だがその時に楽譜が出版されていなく、なんと堤先生が海外から調達してきてくれたとの逸話があるらしい。これもご縁だね。ドヴォルザークは私が大学4年生の時に企画に奔走した上海演奏旅行で荒谷先生の指揮で演奏した作品であり、残念ながら社会人となった私は参加することが出来なかったのを思い出す。
会場ロビーには九大フィルの歴史を伝えるパネル展示があった。その中にベートーヴェンの「第九」の本邦初演にまつわる資料も。最近東京藝大図書館で九大フィル創立者である榊保三郎博士が寄贈した楽譜が発見されたそうだ。また、大正15年の九大フィルの演奏で録音されたSPレコードもあった。いったいどんな演奏なんだろうか・・・
本番のコンサートは超満員で立ち見まででる熱気に包まれ、現役の学生たちの熱演が光った。私の学生時代と比べて明らかにみんな音程もいいし上手い。「シェヘラザード」を会場3階の端っこで立ち見していたら涙が出てきた。荒谷先生の指揮でアンコールに演奏したスラブ舞曲では、指揮者の堤先生がコントラバス、そして篠崎史紀さんも第一ヴァイオリンの一番うしろのプルトで参加。終演後にチェロ・セクションで記念撮影。後輩たちよ、ブラボーだったよ。でも全員私の娘より年下なんだ。卒業して26年経つんだもの。
夜は会場を西鉄グランドホテルに移して記念式典と祝賀会。演奏には出演しなかった懐かしい顔も全国から勢揃いした。みんな髪の毛は薄くなったりお腹が出てたりしてたけど、体育会系の厳しさだった九大フィルで育ててもらった仲間は今でも心が通じ合う。みんな、写真掲載OKって言ったよね。
100周年の節目を無事迎えることが出来たが、学生たちは難題として九大キャンパスの伊都移転問題に直面する。伊都での練習場所が確保できず、また現箱崎キャンパスの完全移転にはまだ数年かかるらしく下級生と上級生の交流が限定され指導もままならない。100年の区切りの今年をもって新たな1年目を踏み出すことになるのか、それとも110年、120年に向けて九大フィルの伝統と歴史がさらに深まるのか。私にとっての音楽の原点とも言える九大フィルの一員だったことを今でも誇りに感じている。私をここまで育ててくれた九大フィルOBのひとりとして何かお役にたてることがあれば是非とも協力させていだきたいと思っている。
24 November 思い出の福岡での再会-その2九大フィルハーモニーオーケストラ創立百周年記念定期演奏会の前日は私をはじめとするOBが出演するドヴォルザークの交響曲第8番のリハーサルが夜だけ。そこで先輩・後輩4人で弦楽カルテットをやろうということに。しかし、場所と楽譜とヴィオラ(私以外は全員ヴァイオリン奏者)がない・・・ そこで学生時代から馴染みのイズタバイオリン店の谷口社長にお願いしヴィオラ一式と会議室と譜面台までお借りすることになった。楽譜は近所のヤマハに行って物色しモーツァルトのディベルティメントK136-138(ベーレンライター版)を購入。第1ヴァイオリンはS51年経済学部卒の藤岡先輩、第2ヴァイオリンはS62年法学部卒の渕上君、そしてヴィオラはS55年農学部卒の内海先輩。さすが全員在学時代はコンマス経験の方々だけあってレベルの高い室内楽をたっぷりと楽しんだ。東京でもなかなかメンバーが揃わなくてカルテットやるチャンスがなかったのだけれど、九大フィル魂を受け継いだ仲間での一期一会のアンサンブルは今回の来福でのいい思い出となった。
さてこの日のリハーサルは九大医学部の百年講堂。今回の演奏会でも取り上げる広瀬量平の「新大学祝典序曲」はこの九大医学部創立百周年を記念して委嘱された作品だ。会場ではもう一人の指揮者、堤俊作氏がN響コンマスの篠崎史紀氏をソロ・コンマスに迎えてリムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」のリハーサルが進んでいた。
練習後は今宵もコンパ。指揮者の荒谷俊治先生を囲んで中州の居酒屋へ。東京や長崎からも先輩が合流。荒谷先生は79歳とは思えないほどお元気で焼酎飲みながら音楽の話題は尽きない。
翌日が演奏会だから控え目にとは思ったが、こんなチャンスはめったにないのでまた先輩方数人と中州の屋台へ。豚足、タン塩焼き、ニラとじが焼酎お湯割りにピッタリ合う。もちろん仕上げは今宵も博多ラーメン。この楽しい音楽三昧の日々もあと1日かぁ・・・
22 November 思い出の福岡での再会この三連休は福岡に来ている。我が母校、九大フィルハーモニーオーケストラの創立100周年記念定期演奏会にOBとして出演するためだ。故朝比奈隆氏の後任として日本指揮者協会会長も務めるオケの大先輩、荒谷俊治さんの指揮でドヴォルザークの交響曲第8番を現役に混じってリハーサル。リハーサル会場となった東区箱崎の九大キャンパスの講堂には十年以上振りに会うOBの方々も。そういえば、このキャンパスには卒業以来初めて来た。(在学中も授業サボってチェロの練習ばかりしてたから、あんまり箱崎キャンパスには足を踏み入れていないのだけれど・・・)九大の伊都キャンパスへの移転のために練習場確保で四苦八苦している現役達がこれまでの100周年の伝統を守ってくれている。
午後2時から夜9時までのリハーサルが終わったらお楽しみのOBコンパ。天神の居酒屋で昔話が尽きなくて、二次会でO先輩が毎週(ほぼ毎日かも?)通っている福岡市役所近所の屋台「永ちゃん」で深夜まで盛り上がる。ここは親父さんご夫婦と最近結婚したばかりの息子さんの3人のチームプレイが心地よい、アットホームな人気の屋台。
博多の夜の冷え込みを癒すために焼酎お湯割りも次から次へと注文。おでんと焼き鳥をつまみに話は尽きない。最終仕上げはもちろん博多とんこつラーメン。25年前にタイムスリップした夜だった。このまま飲み続けると天神の路上で弦楽クインテットでも始めかねないOB軍団の勢いだったので記念撮影して無事に解散。
15 November リッカルド・シャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団来日250年を超える歴史を誇るライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が第19代カペルマイスターのリッカルド・シャイーと来日した。私は最終日の横須賀公演(よこすか芸術劇場)でのメンデルスゾーン交響曲第5番「宗教改革」とブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」のプログラムを聴けた。 曲目があまりに玄人好みのためか、会場には空席も目立ち直前でもチケットを入手できた。ヨーロッパのオペラハウスを想わせるホールは品もよく音響も素晴らしい。
今年はメンデルスゾーンの生誕200周年だが、「宗教改革」は普段馴染みのない作品だ。交響曲全集を持っているけど、もっぱら第3番「スコットランド」と第4番「イタリア」なら聴くけどという人も多いはず。今回のシャイーは3月に同作品の第4版をミラノで初演しているが、今回はクリストファー・ホグウッドが校訂した初期稿を使用したという点でも興味深い演奏だった。シャイーは一点の迷いもなくメンデルスゾーン所縁のゲヴァントハウスの深い響きと呼応して一瞬も隙を見せない演奏を聴かせてくくれた。
休憩後のブルックナーは圧巻だった。ゲヴァントハウスの伝統的な響きは決して一般的な「ドイツ的な」という形容詞で片付けられるものではない。つまり重厚というより、しなやかでプロアクティブな音楽性に満ち溢れている。それを加速したのが、シャイーのイタリア気質の歌心とリズム感覚だろう。一本調子になりがちな(それをインテンポとか質実剛健と呼ぶ愛好家も多い)「ロマンテック」の細部にキラッと光る味付けがシェフ・シャイーによって見事に施されていた。何度もカーテン・コールに応えた後アンコール演奏がなかったのは、ブルックナーの余韻を噛みしめる上でむしろよかった。
終演後楽屋口で待っていたらシャイーが登場し、気軽にサインと写真撮影に応じてくれた。指揮台ではデッカク見えたシャイーだが、実物はそんなに背が高くない。今度はヨーロッパで聴きたい注目の指揮者である。
04 November 世界の10大オーケストラ著書「カラヤンとフルトヴェングラー」でドイツ・オーストリア音楽界の核心ついた中川右介氏が、「世界の10大オーケストラ」という本を新しく出した。シュターツカペレ・ベルリン、ニューヨーク・フィル、ウィーン・フィル、レニングラード・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ、チェコ・フィル、イスラエル・フィル、フィルハーモニア管、そしてパリ管という著名オケの歴史に関わった指揮者の功績と台所事情が詳しく紹介されている。 流石、中川氏。歴史事実をまとめるだけにとどまらず、その裏の人間模様が興味深く描かれていた。
CDやレコードでは紹介されている全てのオーケストラに接しているが、私がライブで聴いたことがあるのは限られている。悔しい!!! そこで、自分自身の思い出の10大オーケストラを考えてみた。別に演奏能力や歴史と関わらず好き勝手に、かつ順不同で・・・
日本のオケはほとんど個人的繋がりだけで選んだけど、海外オケに米国が多いのは、自分が現地でのコンサートを聴いた実体験が元になっているから。ワイン・セレクションでも、フランスものより、カリフォルニアやオーストラリアを好き好んで飲むのにも影響しているかもしれない。 オケはその国、都市の顔。そこに常任指揮者や音楽監督の個性が重なり合って音楽界の歴史を刻んでいるのですね。。。
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01 November ブラームスな秋深まった秋にブラームスのシンフォニーがぴったり似合う。特に交響曲第3番のアレグレットは特にこの時期に心地よく郷愁を誘う。今年はブラームスの当たり年かもしれない。
夏にはサイモン・ラトルがベルリン・フィルと満を持した交響曲全集を全曲演奏映像DVDの付録付きでリリースをしたのは記憶に新しい。ベルリン・フィルの機動力をフルに生かし明朗でゴージャスなプラームスは、カラヤン時代と路線は似ていても明らかに色彩感が違った。カラヤン亡き後、すでにベルリン・フィルはグローバリゼーションの流れの中でサイモン・ラトルをシェフにユニバーサルな独自の世界を突き進んでいる。
そして、我らがホープ金聖響もオーケストラ・アンサンブル金沢とのブラームス交響曲全集を今秋の第4番のリリースにより完結させた。ピリオド奏法を尊重しながら内声部のニュアンスを強調する金のアプローチはこれまで迷いも感じられたこともあったが、この第4番を聴く限り自信を持ってふっきったと言ってよいだろう。第1楽章冒頭のスリムで透明感のあるヴァイオリンの響きが私には心地よさと不安を同時に感じさせたが、そのあとの推進力は素晴らしく、ラトルと比べはるかな口数は少ない中でひとつひとつのフレーズに主張と説得力があった。ブラームス独特の古典性とロマン性を知的に表現する新しい時代のブラームスの幕開けかもしれない。
そんな中、ここんところイチ押しなのがホルスト・シュタイン&バンベルグ交響楽団によるブラームス交響曲全集(1997年本拠地ヨーゼフ・カイルベルト・ザールでのツィクルス・ライブ録音)なのだ!!! 中川右介氏の「世界の10大オーケストラ」という著書にも登場するバンベルグ交響楽団はもともとプラハを本拠地とし終戦時にナチ支配のプラハから逃れてきたドイツ系音楽家によって創立された由来もあり、ボヘミア特有の深みのある音色が特徴のオケである。
私は同コンビによる1990年4月のプライベート・ライブ録音を所有しており、奇をてらわない重厚なブラームスの世界を楽しんでいたが、今回の正規録音はそれをはるかに凌ぐ(いや比較してはいけないのだろう・・・)屈指の名演となっている。いぶし銀の落ち着いた音色を武器に、正攻法でブラームスと対話している姿は何度聴いても飽きがこない。それでいて4交響曲が一辺倒にならず、且つ各楽章のニュアンスの違いをしっぽりと表現してくれている。唯一残念なのは、交響曲第3番の第1楽章のリピートを省略していた点。1990年のプライベート・ライブではきっちり繰り返ししていたのに。秋の夜長に赤ワインのグラスを傾けながら一気に4曲完聴してしまいそう。(そうなると、もちろんワインのボトルが1本空いてしまうことになるのだが・・・)
14 October 六本指のゴルトベルグ第25回講談社エッセイ賞を受賞した青柳いづみこさんの「六本指のゴルトベルグ」(岩波書店刊)を題名に惹かれて買って一気に読んだ。 ゴルトベルグとはJ.S.バッハの「ゴルトベルグ変奏曲」のこと。東京芸大とフランス国立マルセイユ音楽院で学んだピアニストである著者が、「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士には、左の中指が2本あって「ゴルトベルグ変奏曲」をハープシコードで好んで弾いていたという行から始まる。古今東西の様々な小説に登場するクラシック音楽が作品の中で意外と重要な役回りを担っていたことがよく分かる。最近巷でブームとなっている村上春樹の「1Q84」にもいきなり、ヤナーチェックの「シンフォニエッタ」が登場していたなあ。
時々ピアニスト、職業音楽家としての愚痴も聞けて共感する場面が多い。読み進むうちに著書の中で紹介されている小説が無性に読みたくなる。文体も美しく井上ひさしや東海林さだおらが評価したこともうなづける。バッハのゴルトベルグ変奏曲は、アリアに続いて30の変奏曲から構成されているが、この作品も30章からなるのは偶然か・・・
前述の「羊たちの沈黙」のレクター博士は囚人の身となった時に、「グレン・グールドの弾くゴルトベルグ組曲を差し入れてくれ」と頼むらしい。もちろん、この作品をここまで有名にしたグールド功績は偉大だし、その演奏は神懸かっている。ホントならグールドの弾くゴルトベルグ(1955年のセンセーショナルなデビュー盤か、晩年の1981年の再録音か、はたまた珍しい1954年のカナダ・ライブ盤か、悩むところだが・・・)を聴きながら秋の夜長に青柳いづみこさんのエッセイを読むとハマるのだろうが、私は敢えてそうせず、坂本龍一のピアノ「Ryuichi Sakamoto Playing the Piano 2009」を選んだ。4年ぶりのピアノ・ソロ・ツアーでの500曲以上の演奏から、教授自らがセレクションした28曲が収まった新譜だ。透明感があり、時にサティを思い出させたり・・・ゴルトベルグ変奏曲は本来不眠症の伯爵のために書かれた作品だが、教授のピアノ演奏もバッハに負けない作品集だ。読書や安眠対策にどうぞ。
12 October ささやかな楽しみ食欲の秋の夜長。土曜日は行きつけの横浜駅西口「味珍」で常連さんたちとのたわいもない会話でリラックス。そろそろ煮込みのおいしい季節。9月から翌年5月頃までの限定メニュー。ここの煮込みは数に制限ありで遅く行くとSold Outの時も多い。少しおろしニンニクを入れて、私のレシピは京都原了郭の黒七味をふりかける。単に辛いだけでなく、味が引き締まり奥行きが増す。普段は普通の七味がお店に置いてあるのだが、"マイ七味"(これ以外にも柚子胡椒のタバスコ・バージョンとも言える九州の"ユズスコ"も・・・)をお店に置かせてもらっている。この日は偶然、スタインウェイの調律師さんがお隣に。「カラヤン時代のベルリン・フィルのピッチは447Hzあって、アバドの時に445Hzに下がったんだ」なんていう話を伺いながら静かに(お店そのものが静かに呑むところなので・・・)盛り上がる。
帰宅して小腹がすいたので、我が家の"お取り寄せ"人気ナンバーワンの徳信の鯵茶漬けを食す。島田紳助の「深イイ話」で紹介されていたのを家内が見つけてオーダー。放映当初は注文して3ヶ月待ちだった。一袋200円というお手軽さもいい。まるで料亭のお茶漬けが自宅で楽しめる。鯛茶漬けもあるので、こちらもお試しあれ。
07 October 俊友会管弦楽団第44回定期演奏会28 September BauXarスピーカー最近ちょくちょく顔を出す六本木の素敵なワインバーで、面白いものを見つけた。それはBauXar社のお手軽スピーカーセット。他のお客さんが帰った後の誰もいない閉店間際のワインバーのカウンターで自分のiPODをつないでJazzを聴く。3万円で買えちゃうの? お酒のサーバーかと思いきや、独自のタイムドメイン理論なるもので造られたスピーカー。音の定位もいいし、何よりジャズベースが目の前で響いているかと思うくらいのリアルさ。5cmのスピーカーユニットではオーケストラ作品はちょっときついかもしれないが、それでも手軽さには敵わないだろう。早速1セット注文しよっと。オフィスに置いて夜な夜なBGMと一緒にメール処理なんていいかもね。
23 September R.シュトラウス「ばらの騎士」この連休は、10月4日(日)に東京芸術劇場で開催される俊友会管弦楽団第44回定期演奏会に向けて個人特訓中。特にR.シュトラウスの歌劇「ぱらの騎士-Der Rosenkavalier」組曲が難曲で手こずっている。この「ばらの騎士」とは、舞台となっている18世紀のウィーンで婚約の贈り物として花婿が花嫁に銀のバラを贈る習わしから名付けられたもので、劇中では若い貴族であるオクタヴィアンを指している。この主役が男性歌手ではなくメゾ・ソプラノとなっているところがミソ。全3幕の壮大なオペラはカルロス・クライバー&バイエルン国立歌劇場のCDで楽しんでいた。切れば血がほとばしるような演奏はクライバーならでは。
でも、今回演奏するのは組曲。と言っても、R.シュトラウス自身が組曲に仕立てたのではなく、劇中の筋書きと曲順とは全く無関係にニューヨーク・フィルの指揮者だったロジンスキーが編集したもの。編曲ではなくあくまでコーダ以外は原曲をつなぎ合わせているので編集なのだ。これがよく出来ていて、おいしい旋律満載で弾いていても「ばらの騎士」を堪能できる。CDはあまり出ていないようだが、先頃NHK交響楽団の首席客演指揮者にも就任したアンドレ・プレヴィンがウィーン・フィルを指揮したものを買った。これがスグレ物。ウィーン気質のしなやかな弦セクションとホルンの響きがたまらない。スコアを見ながらユニゾンの多い作品であるのとを発見。ビシッと決めないとみっともない演奏になってしまう。しっかり練習しょうっと。。。
21 September オザワ&サイトウキネン「巨人」シルバーウィークは10月4日の俊友会管弦楽団定期演奏会の練習があるのでどこにも出かけない。今日も池袋の東京芸術劇場のリハーサル室で朝から合奏合わせ。休憩時間にホワイエに上がるとアコーディオンとヴァイオリンのミニ・コンサートをやっていた。お天気のいい日曜日の午後、なんかホッとするひと時。 夕方に練習が終わって横浜駅で途中下車しタワーレコード横浜モアーズ店で小澤征爾&サイトウキネン・オーケストラのマーラー「巨人」のDVDを購入。(これ以外にもいろいろとオヤジ買い・・・)昨年のサイトウ・キネン・フェスティバルでのライブ映像だ。
帰宅してTBS日曜劇場「官僚たちの夏」を見終えてからDVDを鑑賞。オザワの指揮は大袈裟なポーズはないが音楽自体は若々しい。特に金管セクションは例年になく充実している。終楽章連勝番号56からはホルン全員とトランペット1本とトロンボーン1本が立ち上がってコラールを奏でる様は圧巻だ。逆に弦セクションは世代交代が進んでいるのか、これまでのノリノリの演奏スタイルではない。チェロ・セクションは第1楽章62小節からの主題でボーイング間違いに基因する音程の乱れが残念だ(きっとCDでは修正されていると思うが。)
個人的にマーラーは夏が似合うと思う。。。いつもならスポーツ選手みたいに汗だくになるはずのオザワが、画面を見る限りでは今回はそうでもない。歳取って指揮ぶりも簡素になったからだろうか。20年前のポストン交響楽団とのドイツ・グラモフォンへの同作品の録音は透明感と躍動感が七変化する名盤だった。 今回は全てを知り尽くした円熟味を増したオザワの懐の深いマーラーを楽しめた。
12 September CD一期一会9月も中旬となりめっきり涼しくなった。夏の軽井沢での音楽祭の興奮の余韻を楽しみながら2週間が経とうとしている。ここ1週間は軽井沢国際音楽祭で協演したチェリスト、木越洋さんのシューベルトのアルペジョーネ・ソナタとラフマニノフのチェロ・ソナタがカップリングされた1枚、そしてメゾ・ソプラノの林美智子さんの武満徹作品集「地球はマルイぜ」を好んで聴いている。CDジャケットにはお二人のサイン付き。
木越さんのチェロは当に太っ腹。2007年8月の録音なのでやはり立ち奏法をここでも披露している。軽井沢でご一緒した時、ご本人はアルペジョーネ・ソナタは少し重たすぎて好きじゃないとご自身の演奏を振り返っていたが、テンポゆったりの演奏は私には心地よい。ラフマニノフは天下一品!!! グイグイとハートに喰い込んでくる。リン・ハレルの名演を思い出させる音楽の奥行きの深さは今の日本人チェリストで右に出る者はいないだろう。
林美智子さんののびやかな歌声による武満徹作品は絶品だ。「小さな空」、「燃える秋」、「MI・YO・TA」など21曲楽しめる。特に「燃える秋」は五木寛之の同名小説を三越が映画化した主題歌で当時ハイファイ・セットが歌っていた私にとって懐かしい作品。当時高校の友人のお姉さんが三越に勤めていて映画のチケット貰って観に行ったなあ。ライナーノートを見てびっくり。編曲は軽井沢でお食事もご一緒した野平一郎さんと多美さんご夫妻だし、野平一郎さんはピアノ演奏でも素晴らしい伴奏を披露してくださっているし、弦楽アンサンブルにはチェロで木越洋さんがいるじゃない。大層楽しそうなレコーディングだったんじゃないかななんて想像する。
普段レコード店では買っていないだろうと思うこの2枚のCDとの出会いは私にとって当に一期一会だった。
05 September 東京ミッドタウン ドイツビアガーデン勤務先オフィスのある六本木、東京ミッドタウンでミュンヘンのオクトーバー・フェスタを模したビアガーデンが芝生広場に出現。早速、会社の同僚数人と仕事が終わって乗り込んだ。テントの中でビールジョッキをグイグイ。隣のミッドタウンタワーのオフィスはまだ照明がたくさんついて仕事をしている人がたくさん居る中で、涼しくなった夜風を感じながら飲むビールはサイコー! 500mlジョッキ1杯1,500円プラスジョッキ回収のためのデポジット1,000円はちょっと高いけど。
9月13日まで開催されているので、もう一回くらい行ってみようかな。
31 August 軽井沢国際音楽祭2009日曜日は軽井沢国際音楽祭のフィナーレを飾るフェスティバルオーケストラ・コンサートが軽井沢大賀ホールで行われた。後半のマーラー交響曲第4番ではN響主席チェリストの木越洋さんとオーケストラアンサンブル金沢の主席チェリストのルドヴィート・カンタさんが1プルトに座るという超豪華なチェロ・セクション。木越さんが背中で大きく分かりやすいアインザッツを出してくれる。
ゲネ・プロ中にチェロ・セクションで記念撮影。前列右の木越さんと左のカンタさんの後ろに東京のアマチュア5人が並ぶ。アマチュアの顔ぶれはここ数年同じで、気心知れている。また新橋での呑み会をやりましょうね。
マーラー交響曲第4番は天国の歌。第四楽章のメゾ・ソプラノは林美智子さん。今夏の佐渡裕さん指揮の「カルメン」でのタイトルロールは大きな話題になった注目株。終演後のサイン会で木越洋さんのラフマニノフのチェロ・ソナタの新録音CDに加えて、林美智子さんの武満徹作品集のCDを買ってサインももらってちゃっかりツーショットの記念撮影も。
これで今年の夏休みも終わり。明日からまた現実の世界(?)に戻るんだなぁ。打ち上げパーティーでは楽しかった音楽祭を振り返り、皆さんと10周年記念となる来年の当音楽祭での再開を約束した。音楽監督の横川晴児さん、チェロ・セクションの皆さん、そして音楽祭を支えてくださったスタッフやボランティアの皆さん、本当にお世話になり有難うございました !!!
30 August 夏の思い出、軽井沢今年も夏の終わりを軽井沢国際音楽祭で過ごしている。土曜日は室内楽コンサートをふたつ聴いた。圧巻はメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲。ヴァイオリンは漆原啓子さんを中心に、チェロはN響主席の木越洋さんとオーケストラアンサンブル金沢主席のルドヴィート・カンタさんという超豪華メンバー。個性をぶつけ合う密度の濃い演奏に聴衆は酔いしれ、アンコールに第4楽章を再演するほど。下の写真はもう恒例となったカンタさんとのツーショット。銘器、スカランペラーが鳴りまくってた!!!
土曜日の夜、室内楽コンサートが終わってから会場の軽井沢大賀ホールにて最終日のフェスティバル・オーケストラのリハーサル。チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲を弾く木越さんは「立って弾くチェロ」。表情豊かでド迫力なソロが大賀ホールに溶け込む。右下の写真にある立ち弾き用の楽器置きはN響特性。楽器の響きをしっかりと支える。
夜の10時にリハーサルを終了してふと楽屋の壁を見ると、大賀典雄氏寄贈のレナード・バーンスタインの指揮棒が飾ってった。へぇーっ、こんな長い棒だったんだ・・・
明日の本番を前に出演者の皆さんと軽井沢駅前の居酒屋「関所茶屋」で喉を湿らせる。音楽監督であるN響主席クラりネット奏者、横川晴児さんの指揮棒は手作りで、とても短い。どこかのレストランの割り箸を削ったらしい。でもバランスはすごくいい。箸袋の大きさから、その短さがわかるでしょ。
ちょっと呑み足らず、日テレの24時間テレビを観ながらホテルの部屋で軽井沢高原ビールを飲む。なかなかウマイ。明日のコンサートの充実したリハーサルへのご褒美ってとこかな。さあ、いよいよマーラー交響曲第4番の本番だ。第3楽章の官能的なチェロのメロディー、ちゃんと弾けるかな・・・ 2009年の夏休みも明日で最終日なのかぁ。
26 August 第37回全国アマチュアオーケストラフェスティバル『福島こおりやま大会』日曜日は福島県郡山市民文化センターで第37回全国アマチュアオーケストラフェスティバルのコンサートに出演しストラヴィンスキーの「春の祭典」を演奏した。第2部の「いけにえの踊り」では自分自身がいけにえ(?)になりそうだったけど、何とか落ちずに完奏・・・うーん、個人的には、ちょっと悔いの残る演奏だったかな。タラレバはよくないが、夜にもう一度演奏したらもっと納得のいく演奏ができたと思ってしまう。
今回は俳優の熊倉一雄さんが、自ら脚本を書き下ろしナレーションで「春の祭典」に協演。ヒッチコックの吹き替えやゲゲゲの鬼太郎の主題歌で聞きなれたあの魅力的な声。ご本人も学生時代にフルートを演奏されていたらしく「春の祭典」の大型スコアを譜面台に置いてタイミングよくナレーションを付けていく。まるで協奏曲のソリストのよう。普段のバレエ音楽とは一味違うストーリー性ある醍醐味が会場にも伝わったと思う。
夕刻にコンサートが終わると3日間一緒に音楽を奏で語り呑み明かした全国のアマオケ仲間ともお別れだ。来年は札幌での開催。行けるかなぁ・・・控え室ではカラフルなチェロケースがずらり。皆さん、本当にお世話になりました。。。
22 August 春の祭典金曜日から福島県郡山市で開催されている第37回全国アマチュアオーケストラフェスティバル(JAO)に参加している。今年はストラヴィンスキーの「春の祭典」とR.シュトラウスの「アルプス交響曲」。人生で一度は弾いてみたい作品だったので、以前弾いたことのあるアルペンではなく春祭を選んだ。
ここ一月くらいは時間のある時に必ずスコア(総譜)とにらめっこして変拍子に慣れようと必死だった。おかけでスコアもボロボロになった。読み込み過ぎてボロボロになったのか、仕事の鞄にもいつも入れていたのでノートPCや他の書類の中にギュッと突っ込んで出し入れしてたからボロボロになったのかは定かではないけど。。。「春の祭典」、略してハルサイ。5/8、9/8、5/8、7/8、3/8と変拍子がこれでもかって楽譜を埋め尽くしている難曲ではあるが、考えたらもう100年近く前の作品なのだから古典と言ってもいいかもしれない。初演時はその斬新さから聴衆から罵倒の声が上がり、殴り合いの喧嘩にまでなったらしい。チェロも打楽器のような使い方だ。兎に角リズムが重要。この難曲を約10時間のリハーサルで仕上げるのだから日本のアマ・オケのレベルは世界的にも高い。
ハルサイを選んだもうひとつの理由は、ゲスト・コンサートマスターとしてNHK交響楽団の森田さんが参加しているから。森田さんとはもう5年くらいのお付き合いかな。来週末は軽井沢国際音楽祭のフェスティバル・オーケストラでもご一緒させていただく。右上の写真はリハーサルの休憩時に森田さんと記念撮影。
このフェスティバルの楽しみは全国のアマ・オケ仲間との出会いと再会でもある。ほぼ毎年参加されている大垣市室内管弦楽団チェロのSさんを中心にチェロ・セクションはぶ厚い(?)友情でまとまりがよい。初日のリハーサル後は大酒盛り。居酒屋2軒で音楽の話題はつきない。大会二日目の当フェスティバル総裁であられる高円宮妃殿下もご臨席された公式レセプションでの余興のチェロ20人によるアンサンブルも盛大だった。これぞアマ・オケの醍醐味。 本番前夜の今夜は呑み過ぎないようにしないとと思い、早くにホテルに帰ってきた、明日は、いよいよハルサイ本番だ!!!
10 August ゴージャスな日曜日この週末は軽井沢国際音楽祭のリハーサルが泉岳寺のNHK交響楽団練習場であった。8月30日のコンサートに向けて仕上がりも急ピッチ。今日は、NHK交響楽団首席チェロ奏者の木越洋さんがチャイコフスキーのロココ風の主題による変奏曲のソリストで参加。昨年末に手に入れたというモンタニァーナから奏でられる艶やかでいて迫力のある音楽は自分の伴奏パートを弾き忘れるくらい惚れぼれしてしまった。
伺ったら弓はトゥルテ。コレってフェラーリが買えちゃうじゃん・・・休憩時間にちょっと弾いてみるなんておっしゃっていただき、恐る恐る名器モンタニァーナとトゥルテを試奏。弦はナイロン弦のドミナントを張ってた。弓は普通より1cmくらい長くて細くてヴィオラの弓みたい。重さも70グラムちょい。金べっ甲のトゥルテは世界で5本くらいしかないらしい。力を入れなくても自然体で大きな音が出るのにビックリ。世の中には違う世界があるんだなぁ。。。
ロココの後のマーラー交響曲第4番には木越さんもトップ席で参加。ロココでトップを弾いていたN響のチェリスト、宮坂さんが今度は私と同じプルトを組む。お隣で弾いていただくだけで勉強になる。N響練習場で、しかも前の席もお隣もN響メンバーという中で自分がチェロを弾いてるってスゴイ幸せだよね。木越さんはトゥルテの弓で惜しげもなくコルレーニョ(弓の木の部分を弦にぶつける奏法)をガンガンやってるので高価な弓が痛まないかこっちがヒヤヒヤしゃうんだけど。
リハーサル終了後は近所の韓国料理店で決起大会。木越さんとたっぷり歓談し、夏休みに相応しいゴージャスな日曜日になった。
04 August 居酒屋探訪-32:六本木串処「おか田」居酒屋好きには興味深い「東京☆千円で酔える店」という本が1,000円で発売された。都内および近郊の名店70店が紹介されていて、行きつけの横浜西口「味珍」も取材されている。千円でベロベロになるという意味で「センベロ」。なかなかいい響きだ。
千円では酔えないけど、六本木にウマい串焼きやを見つけた。オーナーの岡田淳さんが心をこめて串を焼くお店、「おか田」だ。靴を脱いでカウンターに座る。焼酎ボトルを注文し氷とウーロン茶をで自分でウーロン割りを作りながら串を待つ。塩が中心で一串入魂って感じ。備長炭を丁寧に配置し火加減にこだわる。焼き目にムラがでないようにはさみでいちいち串を調整する。静かに串に向き合っている岡田さんの姿勢に憧れた。
初めてお店に行った時連れて行ってくれた方が、いきなり最初のビールと一緒に仕上げのはずの焼きおにぎりまで注文したので、せっかちな人だなあと心の中で思っていた。私は飲みながらその日のペースで少しずつ追加注文するタイプなので。でも後になって焼きおにぎり一括注文(?)が正解だったことが分かった。何故なら、焼きおにぎり1個焼き上がるのに1時間半かかるのだから。それはそれはじっくり、ゆっくりと備長炭とおにぎりを網を介してお見合いさせて焼き上げる。出来上がりは、煎餅のようなカチカチの表面の下にふんわりのご飯。これはスゴイ!!!一口食べた後の感動だったので、下の写真ではみっともない形に写っているけどご容赦あれ。今まで食べた焼きおにぎりの中で、ここがベスト・オブ・ベスト。
01 August 月島「1と8」と卵かけごはん久しぶりに月島の「1と8」に行った。月島商店街のたばこ屋さんを曲がった細い路地に静かにたたずむお店。看板も暖簾もないので両隣の木造民家と見間違う。メニューはなくて、その日の食材で調理してくれる。ちょっとずつ小皿に盛られて出てきた料理をウマい酒と一緒に楽しむ。絶品はタン塩焼き。好きな厚さに切って焼いてくれる。この日は超厚切りを3枚注文。ジューシーでほどよい塩加減とレモンの酸味のバランスにこれでまた酒が進む。久々の感動で写真を撮り忘れたのが残念・・・
さぁて、今宵の仕上げは・・・卵かけごはん。ここからみんな自分流卵かけごはんのウンチクが始まった。卵1コとごはんの量の関係は? 卵は別皿で先に溶くのか、それともごはんの上にダイナミックに伸せてから溶くのか? 醤油はいつ入れるか、そして醤油はダシ醤油か・・・などなど。「1と8」ではたっぷりの鰹節がのってて、ごはんと混ぜて口の中で広がる食感が心地よい。
昨夜の卵かけごはん討論会を思い出して、今朝も自宅でまた卵かけごはんを食べた。私のレシピは、無添加食品シュガーレディの新鮮卵をボールに割って、ダシ醤油をかけ、そこにお茶碗1杯分のごはんを入れてシャモジで思いっきり卵が泡立つまでかき混ぜる。こうすることでご飯粒ひとつひとつに卵が絡むんだ。完成したらお茶碗にきれいに盛りつける。まるで雑炊的いやお茶漬け的食感の卵かけごはんが完成する。この上に塩コンブか納豆(小粒がいい・・・)をのせて味わいを広げるトッピングもいい。 ところで、「1と8」の木造民家を改造したお店の2階はバーカウンターになっているので食事の後も楽しめるのがいい。もちろん、このバーで食前酒を楽しんでからご自慢の料理を楽しむもよし。ドラマでも有名なあの女優さんもよく来店してるから会えるかも。
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27 July コンヴィチュニーの真価フランツ・コンヴィチュニーという指揮者がいた。チェコ出身でフルトヴェングラー時代のライプッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団でヴィオラ奏者だった。その後指揮者に転向し、嘘のないいぶし銀の指揮は今では聴けない音楽観かもしれない。中学一年のときに親父が買ってきた2枚目のクラシックのLPレコードが、コンヴィチュニー指揮バンベルグ交響楽団の「新世界」だった。
そのコンヴィチュニーの新発売(?)がウィーン交響楽団とのブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」だ。(?)マークを付けたのには訳がある。そもそも、これまでは1960年のライプッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏としてオイロディスクから発売されていたものが間違いで、実は1961年のウィーン交響楽団との録音だったというのだ。東西ドイツ時代のレコード会社もいい加減なもんだ。
コンヴィチュニーの同作品には1952年のチェコ・フィルとのスプラフォンへの録音があるが、録音の良さも含めて私は断然このウィーン響を採る。このウィーン響盤はテンポが速くキリッと引き締まっている。普段は地味すぎるコンヴィチュニーだが、ウィーン響の柔らなホルンの響きや弦セクションの雄弁さが古臭ささを感じさせない。私の72種類目の同作品のコレクションにこういう歴史的名盤が加わったことは嬉しいことだ。
26 July 日曜日の音楽祭リハーサルとダルマ今年も夏恒例の軽井沢国際音楽祭のリハーサルが泉岳寺のNHK交響楽団練習場で始まった。チェロ・パートは近年メンバーも固定し、オーケストラ・アンサンブル金沢主席奏者のルドヴィート・カンタさんをチェロ主席に迎え、都内のアマチュアの精鋭が集まる。今年で5年目の出演となる今年は、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」序曲、N響主席チェリストの木越洋さんによるチャイコフスキーのロココ風の主題による変奏曲、そしてマーラーの交響曲第4番という豪華プログラム!!! リハーサルにも熱が入る。木越さんは直前リハーサルしか参加できないのでそれまでは代奏に桐朋学園卒の堀内詩織さんが来てくださった。(チェロ・パートで撮った写真の前列中央) すごくチャーミングな女性でいて楽器を自由に操りこの難曲をいとも簡単に弾いてしまう。最近はJTアートホールのに室内楽に出演してらっしゃるとかで、2度のリハーサルでファンになってしまった。
リハーサル後に何故かウイスキーが飲みたくなった。それも古風なサントリー・オールドが。ダルマの愛称で長年親しまれたこのウイスキーのおつまみには雪印の6Pチーズ。昭和29年の発売という歴史。これに会社で使おうと昆布茶も一緒に近所のダイエーで購入して帰宅。音楽を愛好した後に自宅でゆったりとウイスキーを楽しむ・・・なかなかオツなもんです。
20 July ナイスプレイ-全英オープンとジョルジュ・プレートル深夜に連日、全英オープン中継をTVで楽しんだ。石川遼クンとタイガー・ウッズの予選落ちは残念だったけど、59歳になるトム・ワトソンの素晴らしいプレイに感動した。年齢を感じさせない、それでいて勝負強い経験がなせる技。力みのないスウィングと優しい笑顔のプレイは気持ちいい。プレイ・オフでは疲れが見えたか残念ながら優勝は逃したけど感動させてくれました。
そのワトソンに匹敵するのがマエストロ、ジョルジュ・プレートル。昨年はウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに史上最高齢で登場。ウィーン交響楽団とのコンビでのマーラー交響曲第5番は2008年のレコード・アカデミー賞も受賞した人気CDだ。そのコンビがブルックナー交響曲第8番をリリースした。ニューイヤー・コンサートの一月後の楽友協会大ホールでのライブ録音だ。
これが凄いんだ。予想をはるかに上回る超名演。ドラマチックさはフルトヴェングラーを上回り、透明感はジョージ・セルに匹敵する。第四楽章冒頭のティンパニ連打は朝比奈隆&大フィルを彷彿とさせる。テンポが縦横無尽に動き、どの楽章、どのフレーズをとっても生き生きしていて呆れ返るくらい名人芸。一体どんな振り方をしているのか、DVDが発売されたらなぁ・・・ ウィーン響もプレートルの情熱にピッタリと寄り添う感じで見事な演奏を聴かせてくれる。ちょっとこのコンビ目が離せなくなりましたよ。
13 July 荘村清志&スペイン・ビルバオ交響楽団コンサートコンサートに行ってもなかなかタイムリーにブログを更新できないのが残念・・・先週は日本を代表するギタリストの荘村清志さんがアランフェス協奏曲初録音記念でスペイン・ビルバオ交響楽団と共演したコンサートに行った。仕事でお世話になっている住商情報システム社の創立40周年記念のご招待でもあった。会場の東京オペラシティはほぼ満席。2階席は仕事でお付き合いのある各企業のエグゼクティブばかり。皆さんご夫婦でお越しになっていて、開演前と休憩時の和やかな歓談が楽しい。
プログラムは、武満徹の「夢の縁へ」に始まり、ロドリーゴの「ある貴紳のための幻想曲」とアランフェス協奏曲という荘村清志が昨秋同オケと録音したCDと同じ作品を演奏し、その実力を見せつけた。ギター1本だとどうしてもオケの音量に負けてしまうのだが、両者の見事なコラボでホール全体に魂の響きが広がる。
同オケは2007年のラ・フォジュルネで来日していたのたが聴き逃していて今回が初めて。スペインのエネルギッシュでありよく訓練された明るいサウンドが心地よい。特にファリャのバレエ組曲「三角帽子」は圧巻。指揮者のファンホ・メナの踊るような仕草の大きな身振りの指揮から出てくる音楽はまるで岡本太郎の作品のようで、ドイツ・オーストリアのオケとはひと味違う色彩感に酔いしれた。盛りだくさんのプログラムで21時30分終演という長いコンサートだったが、梅雨時期にとても後味のよく、客席と舞台が一体化したアットホームさが印象に残った。
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